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QUIZ JAPAN > クリエーター&プレーヤー > 古川 洋之インタビュー

 参加者の笑顔がイベントの
 原動力であり、魅力

——他にもいくつかクイズイベントを主催されていますが、印象に残っているイベントはなんですか?

古川 「ふたりクイズ」というイベントが一番印象に残っています。「ヒミツキチラボ」で開催した、ペアで行なうイベントなんです。「ふたりクイズ」は、今までクイズと縁遠かった女性の方の中にも、クイズをやりたい人とか楽しんでくれる人が眠っているんだなと気付かせてくれたイベントです。オープン大会の男女比って大げさに言うと99対1くらいで、会場にまず女の子がいないんです。でも男女カップルでの参加を推奨している「ふたりクイズ」では、約半数が女性になりました。

 

——その「ふたりクイズ」や「はじめてのクイズ」以外にも「イントロクイズ」など様々なイベントを主催されていますが、イベントのどんなところに魅力を感じますか?

古川 プレイヤーの顔が見れるところですね。正解したときの喜ぶ顔や考えているときの顔は、テレビだと編集の過程でカットされていることがあるんです。でも、イベントの場合だと夢中になっている顔が毎回見ることができる。彼らの喜ぶ顔を見ると、私の中のクイズの熱量も回を重ねるごとに増しているのが実感できます。

 

——その反面、大変なことも多いと思うのですが。

古川 普通は、制作と演者は別れているものなのですが、それを一人で両立させなければならないところは大変ですね。でも、制作の意図を一番わかっている演者という立場を最大限に活かすことで、イベントを円滑に進めることができると考えています。

 

——クイズイベントの司会をする上で大事なことはなんですか?

古川 さまざまな層のお客さんや、主催者がどうしたいのかという意図を汲むことだと思います。ホールを借り切って行なう「abc」やニコニコ生中継で放送された「Quiz Japan Party」、私が一年くらいやっている50人くらいの規模のイベント「はじめてのクイズ」のなど、イベントそれぞれにお客さんの層や主催者の思いが変わってきますから。それから補足説明も大事ですね。解答者だけがその場で納得するのではなく、観客にもわかってもらえるように工夫しています。解答が終わって空き時間が多くなると、だんだんと参加者の熱量が下がってしまうものなんですよね。だから待ち時間も面白いと思わせることが大事です。

 

——クイズイベントの主催者である古川さんから見た「Quiz Japan Party」の特徴はなんだと思いますか?

古川 同じフィールドでクイズ王と一般の解答者が戦えるところだと思います。初心者を集めたイベントを主催している立場としては、初心者と能勢さん、伊沢さんらクイズ王が共存するイベントというのが新鮮でしたね。それから一般参加されている解答者にもチャンスがあるよう難易度の高くない時事問題が出題されるなど、夢の舞台としてのクイズ大会を演出することが非常に上手だと思います。

 

——「Quiz Japan Party」に古川さん主催の「はじめてのクイズ」に参加されていた方もいらっしゃったそうですね。

古川 そうなんです。決勝に2人、「はじめてのクイズ」でクイズを始めた方が残ってたんですよ。クイズをやったことがない人に面白さを伝えるというのが「はじめてのクイズ」の目的ではあるのですが、決勝に出るだけの実力がついた人が現われたことは嬉しかったですね。

 

——クイズ界の開拓者としてまいてきた種が少しずつ芽を出してきているんですね。

古川 先輩たちが拓いてくれた道があったので、僕だけが開拓者と言うわけじゃないですよ。でも、これからは「ヒミツキチラボ」という実験的な企画に寛容な会場を使ってもっと面白いクイズイベントにも挑戦したいです。

 

——最後に今後の展望について聞かせてください。

古川 「ヒミツキチラボ」で行なっているようなアットホームなイベントをメインとして続けるのはもちろんなのですが、もっと規模の大きなクイズイベントを考えています。最近のクイズイベントは50枚のチケットが4分で売切れてしまうんです。最終的には参加者を可能な限り増やして球場みたいな、今までにないくらい大きなスペースでクイズイベントを開催することにも興味があります。

 

——広大な球場を使ったクイズ、ぜひ実現してほしいですね!

古川 そのときはぜひ参加してください!