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Man of the Year Seniorとは?

★『Man of the Year』の歴史★

Man of the Year

時代は1980年代初頭に遡る。『史上最大!アメリカ横断ウルトラクイズ』(日本テレビ)の人気を受け、日本各地の大学に同時多発的にクイズ研究会が発足した。

1983年、早稲田大、慶應義塾大、東大、明治大、法政大、神奈川大、関東学院大、埼玉大などの大学クイズ研により「関東学生クイズ連盟」(以下学連)が結成され、同年12月にクイズ大会『関東学生クイズ選手権』が開催された。

クイズ番組の常連出場者たちも数多く参加したこの『関東学生クイズ選手権』で優勝したのは、同年3月の『第3回クイズ実力日本一決定戦』(日本テレビ)で準優勝の成績を残していた松山弓子(上智大学4)であった。

これがのちに『Man of the Year(マンオブ)』と称される「学生クイズ王日本一決定戦」の、記念すべき第1回大会となった。

オブザーバーとして1985年の第3回大会に参加していた名古屋大の秋利美記雄、仲野隆也は、翌1986年、立命館大学の稲川良夫、瀬間康仁、長戸勇人らとともに再び参戦。優勝・仲野、準優勝・秋利と上位を独占し、名大の名を全国に轟かせた。この第4回大会より、学連は「日本学生クイズ連盟」と改称し、以後、『Man of the Year』は、600人以上もの参加者を集め、名実ともに学生日本一を決める一大行事として定着していくこととなる。

1988年に戴冠した長戸勇人(立命館大3)は、その勢いのまま、翌年に『第13回ウルトラクイズ』を制した。1989年の優勝者・岩隈政信(早稲田大4)は、翌年に『史上最強のクイズ王決定戦』(TBS)で準決勝まで進出。また1992年には『FNS1億2000万人のクイズ王決定戦/グランドチャンピオン大会』(フジテレビ)内で『Man of the Year』が紹介されるなど、大型クイズ王番組の前哨戦としても重要度を増していった。

1990年代中盤には『ウルトラクイズ』『史上最強』『FNS』の3大クイズ王番組が全て消滅し、大学クイズ研はテレビからオープン大会へと活動の舞台を移すことを余儀なくされた。オープン大会の中でも、『Man of the Year』は伝統あるビッグタイトルとして世代を超えて目標とされたものの、2005年に惜しまれながらその歴史に幕を閉じた。現在は、短文問題で行われる『abc』(2003年〜)と難問長文問題で行われる『PERSON OF THE YEAR』(2009年〜)という2つの大会が、学生クイズ王のタイトルを引き継ぐ形で開催されている。

そして、2015年――。

初期の『Man of the year』を賑わせたかつての学生プレイヤーのために『Man of the Year Senior』が開催されることとなった。今回、出場資格があるのは1983年の第1回『Man of the Year』から、89年の第7回『Man of the Year』までに参加経験があるもの(ただし『マンオブ』未参加であっても、参加条件を満たしていれば参加可)。インターネットも携帯電話もない時代に大学クイズ研究会を組織し、全国の海原を駆け回ったパイオニアたちに心より拍手を送りつつ、この機会に往年のプレイヤーたちが再びクイズの舞台に帰還することを切に願う次第である。

文:『QUIZ JAPAN』編集部